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応募者が面接官より優位に立つ為の
ノウハウをお話しましょう
人事の立場を理解した上で、就職活動することが、
ライバルに格段のリードをつけれます。
その参考にしていただければ幸いです。




面接の場面で、応募者は明らかに弱者です。
面接官の人に気に入ってもらわなければ、意中の企業への入社という第一歩が踏み出せません。
面接する場所も相手のフィールドですから、圧倒的に不利?といえるでしょう。
面接官への気に入られ方については、多くのハウツー本を参考にしていただくこととして、面接官が、応募者より弱者になる状況を例にあげてみます。

前の会社で、ある応募者が、
「私は、御社が本命なのですが、B社から、内定をいただき今週までに返事を出すようにいわれています」
という場面がありました。
なかなか、感じのいい人では、ありましたが・・・。

その面接が、最終面接でないため、合否についての結論を出せる状況では、ありません。
「次の面接に進んで欲しい。しかし、時間的に明らかに難しい」
この時点で、面接する側から、フォローしなければならない側に映った瞬間です。
人事マンが営業マンに変貌する瞬間です。

この気持ちは、バーゲンセールやキャンペーン期間中の「今買わないと、無くなっちゃう!!」 という購買意欲と少し似ています。
いつまでも、その応募者が「当社に対して興味を持ちつづけている」という態度は、熱心さを表すように見えて、同時に、選考期間を長引かせる原因をつくっているのです。
この件では、即座に役員に事情を説明し、通常2回の面接をするべきところを、1回だけでOKを出しました。
面接のあとも、B社との比較優位性について、とうとうとお話(口説き)した記憶があります。


これまでの話で、おわかりのように意外と大切なのは、本命以外のところから、内定をいただくことなのです。
しかも、希望の順位はA社→B社→C社とした場合、応募順序としては、C社→B社→A社と逆にしてください。
「本命には、他社の内定を基盤に交渉せよ」です。
理由としては、
■第一に、どこかに内定しているということが心に余裕を生み出します。
恋愛と同じで、余裕のない相手は、魅力的に映らない。その余裕を作り出すためです。
■第ニに、面接への馴れです。
面接という極めて非日常の世界に「馴れる」、ある程度の場数が必要でしょう。
■第三に、ひょっとして、A社が本命でなくなるかもしれない。ということです。

いろんなケースが考えられますが、
・B社・C社の方が、給与・条件が格段に良かった。
・面接官の印象や、会社の雰囲気が、B社・C社の方が良かった。
・配属部署が、希望どおりでなかった。
・会社は、魅力的だが、仕事は、つまらなさそう。
などなど、片思いのように勝手な思い込みによる、「A社が本命」というのが翻ることもありえます。

また、別の理由でも、最低3社は、受けられた方がベターと思います。
A社の評価を、B社・C社の面接から得れることです。
面接官「他に、どのような企業を受けていますか」の問いに、隠さずに、「A社も受けようと思いますが」という応えをB社・C社にすれば、貴重な情報を入手することもできるかもしれません。




このように、舞台裏は、応募者が考えるほどシンプルでは、ありませんから対策が必要です。
具体例に興味がある方は、ご連絡ください。







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文責 Kenji Tsuruda (タオワークス(株) 代表取締役)



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