このHPは現役ヘッドハンターが個人的に転職の裏側を語るページです。






採用の裏側をお話しましょう。
といっても、暴露話では、ありませんよ。
人事の立場を理解した上で、就職活動することが、
ライバルに格段のリードをつけれます。
その参考にしていただければ幸いです。




「一流の面接官!と二流の面接官!」第1弾で、「己を知り、敵を知れば百戦危うからず!!」敵=人事というものにフォーカスし、人事の仕事が採用だけでないと申しましたがここでは、どのような人が人事というポジションに就いているのかということに触れておきます。

人事マンを大きく分けると
 
転職の経験がない 転職の経験あり
人事以外の経験がない A完全純粋培養 C職種的純粋培養
人事以外の経験がある B企業内純粋培養 Dマルチ培養

の4パターンに分類されます。
最近では、コントラクトリクルーター(採用のアウトソーシングを行う外部人事)があるので、面接官は5種類存在すると肝に銘じておいてください。

それでは、パターン毎に、特徴をまとめますと、
 
A完全純粋培養 愛社精神が最も強く、自分自身が転職を考えることは少ない。
人事の立場に誇り(エリート意識)を持っている。
B企業内純粋培養 愛社精神は強く、会社の状況を分析できる反面、ややAよりも愛社度は落ちる。
C職種的純粋培養 会社よりも仕事と割り切ってる人。
人事以外のポジションには不安感があり人事スペシャリストとしてキャリアを積もうと意志を固めている。
Dマルチ培養 人事という仕事も全体の一部と捉え極めて冷静に客観的に会社と仕事を捉えている。
注釈)あくまで、パターン別けしたと総論での話で、各論では、「違う人も多いです。」と断っておきましょう。


強いて愛社精神に触れたのは、面接時のトークに注意が必要だからです。
例えば、

「御社は、離職率は高いですか?」

という質問に対して、A.B.の二流面接官だと、

「当社は、素晴らしい会社なのに、離職率を聞くなんて」
        ↓
「入る前から、辞めることを考えている」
        ↓
「忍耐力の無い奴だろう」
        ↓
「当社も、直ぐ退職するだろう」

という×の流れを生み出す危険性があります。
この場合、
「御社は、素晴らしい会社で、殆ど、辞めないと聞いておりますが?」
と質問のトーンを変えると、
「そうですね、5%位の失業率ですが、業界では、トップクラスの定着率と思います」
という、雰囲気を壊さずに答えが聞けるものです。


また、パターンA.C.の人事マンは、希望職種についても、明快な理由を求める傾向があります。
就職時に、それほど、企業のことも理解できていなく、その中での仕事もよくわからない。
このような応募者は、非常に多いのですが、必要な情報も充分提供しないまま

「志向がフラついている」
        ↓
「人物的には、OKだけど、希望職種が明確になるまで、放って置こう」

などと、選考ボードから、外される危険性があります。


逆に、愛社精神がない人事マンで、気をつけなければいけないのが、
「当社には、でき過ぎの候補者」
という、○なのに、要らぬ気使いで×にするケースです。
信じられないかもしれませんが、
「社格に見合った採用をしないと、直ぐに応募者が不満に思って、辞めてしまうだろう」
と、余計なお世話をやく人が事実いるのです。
これはほんの一例ですが、二流面接官への対策がいかに重要か、お分かりでしょう。




一言で、この二流面接官への対策方法をまとめると、
「二流面接官を飛ばせ」
です。
具体例に興味がある方は、ご連絡ください。







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文責 Kenji Tsuruda (タオワークス(株) 代表取締役)



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